高校、大学と簿記や企業会計について学んできましたが、あくまでそれは基礎中の基礎です。実際に、お客様企業を相手に仕事をするためには、簿記のスキルはもちろん法人税や所得税、消費税など税務や財務に関する幅広い知識が必要になります。入社後はまず、社内で先輩のサポート業務をしながら、内部や外部の研修をとおして知識やスキルを身につけることからスタート。その後、先輩に同行してOJT(オン・ザ・ジョブトレーニング)で、お客様企業での対応など実務を学び、3カ月ほどで担当のお客様を持つようになりました。
もちろん最初は、売上げ規模のあまり大きくないお客様から。それでも、入社1年目からこうして経営者とお会いして話ができるフィールドはそうそうありません。大変さと同時に、やりがいの大きさも実感することができました。

具体的な仕事としては、帳簿資料の確認や月次決算等を行う「会計監査」と、資金繰りや節税対策、設備投資等の時期をアドバイスする「経営コンサルティング業務」の2つがあります。経営者のベストパートナーをめざす当社では、後者の経営コンサルティングにより力を入れています。特に、経営環境が厳しくなっている今日では、資金繰りに対するニーズが高くなっています。
当たり前のことですが、資金がショートしてしまえば、会社は倒産してしまいます。また、売上げの入金と経費等の支払いにタイムラグがあることから、決算上は黒字でも資金繰りが大変になることもあります。そんなお客様に対して、時期を逃さず売掛金の回収を早めることなどを提案。それが資金繰りの改善につながり、感謝されると本当にうれしいですね。
入社4年目からは、主任として後輩の育成も任されるようになりました。まだまだ自分自身もスキルが必要なのですが、初心に帰って若手を指導することで、自分自身の知識やスキルを見つめ直す絶好の機会にもなっています。経理や会計に関して深めた知識をもとに、さまざまな経営者の方と経営に関する濃いコミュニケーションをしながら、成長できる素晴らしいステージであることを改めて実感する毎日です。
それだけに、これからも自分の能力向上を心がけ、より質の高い経営コンサルティングができるコンサルタントにキャリアアップしていきたいですね。そして、1年先のみならず5年先、さらには10年先を見据えたコンサルティングで、お客様の業績アップに貢献できるようになりたいと思っています。